庭から出てきた宝坂の蛋白石
一昨日、実家の庭の草を鍬でさらっていたところ、ゴルフボールのようなものが鍬の刃に弾かれて転んで行きました。拾い上げてみるとゴルフボールに見えたものは新潟県境近くの福島県宝坂で採集した球ころ(ノジュール)ということが直ぐ分かりました。宝坂はオパールの産地で名を馳せたところです。この粘土のボールのような石はタガネで岩を掘って採集することが出来、この石をハンマーで割ると卵の白身のような石(蛋白石)が出てくるのですが、何百個に一個の割で遊色の蛋白石が出現し、それがオパールです。
約30年前、宝坂から採集してきた大量の球ころを自宅の庭に持ち込み、それを一つずつ2キロのハンマーで叩いて、遊色の蛋白石探しを行った日があった筈です。100個も割り続ければ腕はぱんぱんとなり、しかし出て来るのは白い蛋白石だけ。そんな時、一つの小さめの球ころがハンマーの当たりどころが悪く、表面は欠けて剥がれたものの、本体は手の届かないところに飛んでいってしまい、それを探して叩いてもまた白い蛋白石とほぼ想像がつき、探すこともせず。その石が30年の時間を経て現れた、ということなのでしょう。
この球ころ、オパールが入っているやもしれませんが、夢は将来に残して、このまま取っておくことにしました。
そして今日、久し振りに鉱物箱を開けて四半世紀前の私の「石の時代」を思い起こすことにします
(宝坂の蛋白石含有の球顆。表面は大仏の頭のようになっているが叩いたことでそこが剥がれている)
軽自動車の交代
実家での父親の移動に使っていた軽自動車(Gino)は購入から13年経って、走ることは何ら問題はないのですが、電気系統のトラブルが多くなり、この3週間新しい中古軽自動車を探していました。その結果、父親の乗り降りが楽になるだろうとのことでGinoより背の高いDaysが後任に決まり、今日はそのバトンタッチの日です。Gino、ご苦労様でした。DaysはこれからETCを付け、早速アクアラインを渡ってもらいます
(手前の緑のGinoから左奥の水色のDaysに交代)
干し柿作り
キッチンガーデンの傍にある二本の柿の木に今年も頭の尖った渋柿がなりました。この渋柿を使って干し柿を作ろうと思います。2017年、木友で竹友のTさんにこの渋柿で干し柿を作ってもらったことがきっかけで、2018年自力で干し柿作りに挑戦、大成功でした。そして去年、干し柿作りどころでは無く、銀杏の倒木処理に追われていました。一年が経って少し余裕が出てきたのでしょうか、昨日渋柿を収穫し、今朝、皮を剥き熱湯で殺菌して麻紐をヘタに引っ掛けて、一昨年作った干し柿用の竹竿に吊るしました。一昨年の同じ写真と見比べると柿の数が少なくなっています。が、この数で十分でしょう
ペーパーコードの座面のスツール、ようやく完成です
母屋の欅の大黒柱を使った思い出品作り、欅柱をチェーンソーで切って、横浜木遊びに運んで、スツールの脚部用に木取りして、ホゾ継ぎで脚部を組み立てて、それに拭き漆を掛け、出来上がった脚部にペーパーコードで座面を編む、構想から50日を擁して漸くペーパーコードのスツールが完成しました。これまでに習得してきた技能が繋がって、壊れたものから新しいものを生み出せたことがちょっと嬉しくなります
ペーパーコード完成は明日に順延のもよう
昨晩実家の町に移動。今日は絶好の庭いじりの日和なので午後から父親が電動三輪車でやってくるだろうとの予想がつきます。昨日未完のまま終わってしまったペーパーコード巻きの残りは午前中にやってしまおうと、実家の庭にペーパーコード臨時作業場を設けました。
数巻き進めたところで、想定外にも父親が午前中に三輪車で登場しました。身支度を終え、ビール箱を持って解体時の伐採を免れた庭木のところで、ビール箱に座って松の剪定を始めました。しばらく経ってペーパーコード巻きの手を止めて後ろを向くと、父親がビール箱の上に乗って松の高い部分の剪定をしています。
折角気持ちよく鼻歌まじりに剪定鋏を動かしているのを、危ないと言って止めさせるのも如何なものと思い、作業を見守っていることとしました。三輪車の荷台には近くの直売所で購入してきた海苔巻きがあります。午後もペーパーコード巻きは出来ないことになりそうです
大黒柱を材に使った思い出品(ペーパーコードのスツール)作り(6) ペーパーコード講習会
ペーパーコード講習会の日となりました。参加を申し込んだ木遊びメンバーがスツールの木部を作業台に並べ、会場はちょっと蜜状態。窓を開けて何とか三密条件を回避して、K講師による講習が始まりました。まずは座枠の裏の隅にペーパーコードの端っこを二股釘で留め、座枠の外から内側に巻く方向でコードを巻いていきます。初めは正面から奥に向かって座枠を渡して2回巻き、次に手前の座枠に4回巻き、裏側で渡して今度は奥側の座枠に4回巻く。これが1サイクル。このサイクルを繰り返し、最後は座枠間を2本渡して終わるように巻きを詰めます。これで正面から奥の方向の巻きは完了。引き続きコードを座面に5ミリほど出っ張っている足の頭に引っ掛けて左右の巻きに移ります。
ここまでは超順調で、お昼前には左右の巻きに入りました。
昼食後、左右の巻きの続きです。左右の巻きは前後の巻きと違い、全て左右座枠を渡しての巻きとなります。2本づつの縦のコードを縫うようにコードを渡していき座面の裏も同様に渡しこれを2回、次は縫い目の前後を変えて2回渡して、これで1サイクル。このサイクルを繰り返してペーパーコードのスツール完成。となるはずでしたが、私だけは夕方になっても巻き終わらず、持ち帰りとなってしまいました。
原因は前半の縦のコードの巻きの際に強く巻き過ぎ、横の巻きの際にコードを引き抜く摩擦が大きくなって、一目ごとにコードを引く、とてつもない時間がかかる作業になってしまったことです。残りの作業は実家物置長屋でシロを相手に気長にやることにします
(快調にペーパーコードを巻いていた時間帯での講習風景。最終段階では私一人になる)
2020秋炭焼きシーズンイン
2020年秋の炭焼きシーズンが始まりました。5月以来の朝7時の集合です。体で作業を覚えている研究員はテキパキ点火の準備をこなし、7時8分に口焚きを開始しました。煙突の接続部を修理した2号機も順調に窯の温度が上がって行き、下級研究員(私)には順調な炭焼きのように思えるのですが、M主席研究員はどうも浮かない顔をしています。原因は、1ヶ月前に窯に入れた竹炭材が5月に伐採した竹で、大分虫喰いの跡が有り、その後窯の中で更に虫喰いが進み、クズが竹炭材の表面に付着していて、それが炭の焼き上がりに影響するのではと心配しているとのことです。
その奥深い炭焼きも最後の「ねらし(口を開けで酸素を入れて一部を燃焼させ、炭表面を硬くする工程」に入りました。窯出しは明日です
(左: ネラシを終えて窯の口を閉める直前。奥の白く光っているのが炭。右: ネラシ後口を締め終わった窯)
最後のナスの収穫
ゴールデンウィーク前にトマトなどと一緒に定植したナス、実はなるものの硬くなってしまいそろそろ終わりを迎えました。春の定番野菜の絹さややそら豆を播種する場所を確保する必要からナスの木を撤去、収穫は今日が最後です。ピーマンはまだまだ元気で11月の初霜まで保つかもしれません。しかし相棒のナスが居なくなるので「ナスとピーマンのxx料理」はしばしのお暇となります
高齢者住宅用のミニ机作り(7) 机本体の仮組み完了
今日明日は雨との予報。実家で予定していた庭木の片付けと焼却は諦めて、横浜木遊び経由で町田に戻ることにしました。肩の痛みが一進一退で、最近は時間を見つけては自宅近くの整形外科でリハビリを受けることにしています。
さて、父親用のミニ机、古い二枚の鬼クルミの板材を受け取ってからすでに6日を使っており、この超低速運転では年内の高齢者住宅への搬入が危ぶまれ、今日こそ無駄口を叩かず、鑿を持つ手に集中です。ホゾ継ぎの仕口の処理が終わって、今度は左右の反り止めの内側に10ミリ幅の溝を掘り、そこに引き出しの保持用のレールとなるように10ミリ幅の角棒を差します。これで机本体の意匠付け前の部材の加工は終わり。
一息入れてから作業台の上で仮組みを始めました。組み立ての順番を間違えると残りの部材が入らず、組み立てられません。ホゾに遊びが無いが故のことで、ちょっと感動です
(天板の左右に反り止めを指すために掘ったアリ溝が見える。次回はこの差し込み口の穴埋めから。)
2020年秋の異変
実家に戻って敷地内の様子を一通り確認すると、早秋の草刈りが終わってその後新たな草の芽が出揃い、庭は緑の絨毯のようです。このままでいてくれると田舎生活も居心地が良いと思うのですが、その幻想はすぐに破られます。
一つ気付いたことがありました。例年、秋のこの季節になると椎茸の収穫が一つの楽しみなっていたのですが、今年は全く椎茸が出ません。私の椎茸ホダ木圃場だけの問題か、それとも広く地域でも同じようなことが起きているのか、春の梅といい、どこかおかしい2020年です
(例年より実の数が少ない柿、その奥に椎茸が出ていない椎茸ホダ木。手前:木遊びから運んできたおが屑の袋)
獅子柚子ジャム作り
実家のお隣りのお婆さんからは色々なものをいただきます。今回は獅子柚子を頂きました。獅子柚子は普通の柚子に比べて10倍くらいあるデカイ柚子です。その大きな実が普通の柚子の木と同じような木になるので、獅子柚子がなっている姿はちょっと滑稽に見えます。
この獅子柚子で作るものは定番の獅子柚子ジャムで、皮を包丁で薄く剥いて、皮だけをみじん切りにして、それをグラニュー糖と煮るだけと超簡単レシピ。果肉は使いません。ポイントは出来るだけ細かく切って煮崩れさせるところですが、ちょっと飲み過ぎ気味なので、多分硬いジャムに仕上がると思われます
高齢者住宅用のミニ机作り(6) 幕板/貫/トンボのホゾ継ぎ加工
おJUGEMテーマ:木工
週一の木遊びの日、ミニ机作りの続きです。今日は机本体の残りの部材(幕板/貫/トンボ)のホゾ継ぎ加工を終える予定です。その前に、そろそろ竹取りのシーズンなので、竹をいつも切らせてもらっている家へのご挨拶用にと竹ヘラを数本作ることから開始。それが終わってちょっと一休みに休憩スペースにいくと、テーブルの上にピーナツたっぷりの柿ピー入りの大瓶を見つけました。最近糖尿問題で、柿ピーの購入を抑えていたためか、このピーナツ多目の柿ピーがその後気になってしようがありません。一日終わってみれば、仕口の加工は一通り終わったものの、差して確認することは出来ませんでした。なんとも恨めしい柿ピーでです
(天板の上に並べたミニ机本体部の全部材、仕口の大まかな加工が終わった段階。空のガラス瓶が向こうに見える。)
ニンニクとバターナッツ
昨日の雨が上がり順延となった農の会の共同作業に参加します。今日の作業は少し遅れ気味のニンニクの植え付けと葉物野菜の収穫とのことで、私はニンニクの植え付けをやらせてもらうことにしました。まずはニンニクの玉の皮を向いて鱗片に分ける作業を柿園のクラブハウスのミニテーブルで行います。それが終わると共同圃場で準備が進められている畝に植え付けします。隣りではKさんがバターナッツを並べて本日の出荷数を伝票に記入しています。白とクリーム色が秋の日差しに照らされて、気持ちの良い秋の菜園風景です
3Dマイホームデザイナー13 (2) マニュアル読み始め
今日で3周連続して週末が雨となりました。炭焼きも農の会の共同作業も延期と決まり、特段やることがありません。今年は早々とネコたつを出すことにして、家ネコのトトはアッと言う間にそれを察知。爆睡を開始。そこで思いついたのが、先週買ったマイホームデザイナーでネコたつの上にチャビー模様のネコ(トト)が寝てる家を作ってみようと、数日前に宅急便で届いたマニュアルを読むことにしました。
出来上がったのが写真のネコのいる家。窓のところにネコは配置できましたが、チャビーネコは部品に用意が無く、ネコたつを用意された道具で作るにはまだ能力不足。しかし実家再建のパース図作り、雨の日のお陰で一歩前進しました
再度のティーポットの蓋作り(3) 完成
ウォルナットを使ったティーポットの蓋も拭き漆は7回目となり、期待していた光沢も出てきました。町田に持って帰って3個それぞれの行き先のティーポットの上に乗っけると、サイズ的にはどれもいい感じです。これで熱湯を入れて木の匂いがしてしまうかどうか(欅製はここでアウト)、一回紅茶を入れてみたところでは紅茶に変な香りは移りませんでした。
これで欠けたティーポットの蓋作りはひとまず終了といたしましょう
(ウォルナットを木地に拭き漆掛けしたティーポット用蓋三兄弟)
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