ご近所への母屋解体お知らせ状の配布
実家母屋の解体について、今日は市役所と解体業者を交えた最後の打ち合わせの日です。重機の進入路を踏まえた上での庭木の伐採対象や庭石の移動場所などを確認します。打ち合わせの時間に合わせて父親が電動三輪車に乗って現れました。父親はこの打ち合わせの後に、ご近所5軒に解体作業の着手を知れせることにしています。
ちょうどそこにいつもお世話になっている隣りのおじいさんが現れました。父親は早速準備して来たお知らせ状と添え物(不織布マスクセット)を渡して、工事期間中に不便をかけることの承諾を得ています。
父親の足腰がいつもよりしっかりしている感じです。施主としての大役がそうさせるのでしょう。配布は残り4軒です
栗園、枝豆の収穫
野菜の高騰がメディアで叫ばれています。私の町田の農園でも長雨による被害が出ており、きゅうりは8月を待たずに全株枯れてしまい、トマトも思うような収穫が出来ません。そんな状況ながら種蒔き以降何もお世話すること無かった栗園の枝豆が立派に成長してくれました。例年であれば枝豆大好きのカメムシによる被害が発生するものですが、この長雨でカメムシも被害を被っているのかも知れません。
無農薬枝豆、大豊作です
古い抽斗前板を使ったスツール作り (4) 仮組み
JUGEMテーマ:木工
母屋解体が来週から始まることが決まり、実家に戻って電線の切断工事依頼やご近所への連絡、郵便転送依頼などやることが沢山あるのですが、明日町田で外せない用があります。そこで今日は自宅と実家の途中にある横浜木遊びに出かけ、もし実家に行く必要があるなら、そこから出かけその日のうちに戻って来ることを考えました。
木遊びでは、母屋の古い抽斗の前板を座面に使ったスツール作りの続きで、今日は座板の裏に差した反り止めに脚四脚をほぞ継する細工を行います。脚は僅かに開かせるためにホゾ継ぎする部分に2.5度の傾斜を付けます。同様に開いた脚と貫のホゾ継部にも2.5度の傾斜を付けた加工を施します。まだ貫と貫に渡すトンボが出来ていないのですが、取り敢えずここで仮組みです。
母屋の抽斗や柱を再利用したスツールの形が見えてきました。脚が太く無骨なので次回何とかしましょう
鶴首かぼちゃ棚の様子見
自宅に戻り、クロが使っていたトイレセットや食事セットなどを片付け、16年間のクロの時代に一区切りです。天候は依然不安定ですが雨雲が薄くなったので、畑の様子を見て回ることにしました。
城山農場に着くと、農場の東端のかぼちゃ棚がすっかりツルで覆われ小山のようになっていました。どうも「ツルボケ」と呼ばれる状況のようで、肝心のかぼちゃが見えません。それでも外側からツルを剥がしていくと何個か普通の形のかぼちゃが現れ、そしてついにツル首のかぼちゃが一個。少数精鋭で頑張ってもらいましょう
(竹の支柱側にツル首状のかぼちゃが一個)
夏の溝払い
クロは銀杏林並びの河津さくらの側で大地に戻ることになり、徐々にいつもの時間が動き始めました。今日は実家のある集落では初夏行事「田んぼの溝払い」があります。
田んぼには給水路と排水路が交互に配置され、早春には田んぼに給水するため給水路の、そして初夏には排水の準備として排水路の周りの草刈りと水路の清掃があります。今回も20数名が思い思いの道具を持って集まり、一列になって作業が始まりました。
何とか作業終わりまで天気は保ってくれて、これで町田にとんぼ返りします。クロの生活品の整理と残ったトトネコの新しい生活の準備をします
クロ、天寿を全う
父親のお世話係として15年間勤め、昨年から町田で余生を送っていたクロが今日の朝、永眠しました。この日のために作っておいた桐の棺に乗って実家に向かっている途中、母屋の解体を委託した業者から8月初めに解体工事が始まるとの連絡がありました。クロはこれを事前に察して母屋解体前に実家に戻ることにしたのでしょう
(桐の棺に入って解体を待つ母屋に到着したクロ)
古い抽斗前板を使ったスツール作り (3) 脚の準備
JUGEMテーマ:木工
古い抽斗前板を使ったスツール作りの3日。横浜木遊びは、高齢者の団欒の場から腕のいい若者達の製作の場に徐々に変わって来ている感じがします。コロナ対策もあってか皆さん黙々と手を動かしています。私もその空気に後押しされて、気を入れて作業を開始しました。
座面(元抽斗前板)の裏側に掘ったアリ溝に反り止め用のアリ桟を差し込み、それをガラス板の上に置いて、二本の桟の接地面がガタガタしないことを確認。次は4本の脚を取り付ける工程に掛かります。座面は幅に比べて奥行きが無いことから、脚は奥行き方向に僅かに(角度にして2.5度)に広げることに決定。脚は反り止めの桟の左右にホゾを設け、それに脚の横にホゾ穴を掘って組むことにします。ちょっと難しいところが桟の端部に加工するホゾの横引き面を通常の直角から2.5度傾けるところとなります。
桟は脚を桟の両端に付けることにしたので脚の幅分短くし、ホゾの墨を付け、その墨線をギリギリ残すようにしてノコギリで切り出しました。気を入れて開始した今日の木工もここで気が抜け、続きはまたの機会です
(座面と両端にホゾ加工した桟2本、4本の脚用角材。後2本の貫とそれを繋げるトンボが必要)
古手屋喜十為事覚え (宇江佐真理著) 「おきゃあがれ」
朝から雨が降ったり止んだりで予定していた栗園の草取りは断念。図書館本で暇つぶしです。宇江佐真理の作品も大半は読み終わり、今回借りて来たのは「古手屋喜十為事覚え」のシリーズ2巻、主人公は見栄えが悪く浮いた話の一つもない、うろんな男と見られている古着屋の主人の喜十。首吊り自殺しそこなった女を女房にして、店の前に捨てられていた赤ん坊を拾って養子にして、地道に古着を売って生きていきます。
宇江佐真理の江戸下町話には「髪結い伊佐次」や「泣きの銀次」など人情に熱くきっぷのいい江戸っ子が出てきて「おきゃあがれ」が決め言葉。「いい加減にしろ」というような意味の江戸言葉で、この一言が出てくるのが宇江佐の本の楽しみです。
ところが古手屋喜十にはなかなかこの言葉が出てきてません。1巻が終わり、2巻の最後の最後になって喜十から「おきゃあがれ」が飛び出しました。やはり喜十も江戸っ子でした
古い抽斗前板を使ったスツール作り (2) 反り止め差し
町田自宅への移動の途中横浜木遊びに途中下車、母屋の古い抽斗前板を飴色を残したまま座面に使うスツール作りの2日目です。前回板中央部の把っ手取り付け部分のキズは、埋め木して、出っぱりをカンナで削り取ることで上手く隠せました。今日はねじれを含んで反っている板にスツールの足をどう取り付けるか、ここも明確な方針はないのですが、ねじれと反りを完全に無くすまで削ると板は15mmの薄板になってしまいそうで、そこそこ厚みがあってそこそこ平面ぽくなったところで削りをやめて、そこに2本の反り止め角材(桟)を差して、桟2本が床に対し平行な平面になるように桟を矯正し、その矯正した桟の左右両端に脚をつける、そんな考えで兎に角やってみることにしました
(元前板の座面裏側に2本のアリ溝を彫り、そこにアリの加工を施した桟2本を差し込むところ。)
隣接する河川法面の草刈り
実家はどこもかしこも草。僅かにキッチンガーデンと作業中の東道路につながる入出路に地面が見える程度で、あとは緑一色です。何とか刈り払い機くらいは掛けて町田に戻りたいところですが、そこに更なる苦難です。実家敷地の南側を流れている河川は、普段は1m を超える藪状態なのですが、実家隣接部を除いて川表を含めてきれいに草刈りされてしまいました。
二級河川の管理責任者は千葉県というのが本来とは思うものの、隣接地の地権者が草刈りしているようです。町田の自宅周辺でも各家の前の道路はそれぞれのお宅がきれいにするので、そのルール(道徳)を延長すると、実家隣接部の河川の清掃は実家管理者(現在の管理人はシロ)の役割となるような気もしますが、それにしても川表の法面まで草刈りすることは度を越しています。とは言っても実家隣接部だけ藪の状態を放置しておくわけにも行かず、満身創痍の状態ながら、シロに代わって刈り払い機を持ち出し、柵を乗り越えて草刈りを開始。それが終わるとついでに実家生垣の法面も刈り払いを掛け、終わってみれば朝から夕方まで刈り払い機を背負っている日となりました。
出来ればこの状態でGoogle Mapの衛星写真を撮って貰いたいものです
(右側法面: 草刈りを終えた川表の法面、左側法面: 生垣を超えて延びていた梅の枝打ちを終えた生垣法面)
刺されたり、転んだりの日
実家南側にある梅林の枝が生垣を超えて道路にハミ出すようになり、今日は枝を切り落として切った枝を敷地内に運び入れる作業を始めました。しばらくして生垣のイヌマキの中にアシナガバチの巣があるのを見つけ、注意しながら作業を進め、無事枝打ちを終え、次に道路側に落ちた枝を回収する作業を開始。イヌマキの生垣に引っかかっていた枝を引っ張ったところ、アシナガハチが飛び出して来て、左肩を刺されてしまいました。更に引っ張っていた枝から手を離して転び、右手首を打って、捻ってしまいました。刺されたり転んだりと散々の日です。
早めにアパートに戻り手持ちの薬をみると「キンカン」がありました。「虫刺されにはキンカン」のイメージはあるので手に取り効能書きをみると、虫刺され以外に「肩こり、腰痛、打撲、ねんざ」とあります。「肩こり+腰痛」の合わせ技で「肩痛」にも効くのではとの推測も立ち、私にとって何とも都合の良い万能薬を見つけたものだと、ちょっと気持ち回復です
左腕の痛みに、芯まで浸透期待の「ロキソニン」
肩が痛く指先が痺れるようになって一ヶ月は経ったのですが、治る気配は全くありません。そこで病院に行こうと思った矢先、東京都のコロナ感染者が急増し、病院に行くのは憚られる気がして、結局行っていません。
シップ薬を試してみることにしました。選択したものは「ロキソニン・テープ」で、歯痛の時お世話になっている錠剤のロキソニンの親戚だと思います。包装箱に「つらい痛みの芯まで直接浸透」とあります。文字を斜めにし、色を変え、文字サイズもバラバラ、るびの使い方も変な、普段であれば好ましい表記とは思わないでしょうが、痛みの芯に苦しんでいる身になってみると、この文言が凄く有難いものに感じます。南無ロキソニン。
古い抽斗前板を使ったスツール作り (1) 把っ手取付け穴塞ぎ
実家母屋の備付けの引出し収納の前板は150年の歴史を充分感じさせる飴色の欅板です。欅板は箱物作りに適した材なので、この古い前板も薄板に加工してから再利用することは容易ですが、それでは歴史を感じさせる飴色が無くなってしまいます。上手く出来るか全く自信が無いのですが、飴色を残した再生品作りをやってみようと思います。
この飴色の前板を使いこなす上での問題点は大きく分けて2つ。一つは板がねじれた形で反っていること、もう一つは板の中央に把手を取り付けた穴や傷があること。板のキズは埋め木で修復しますが、通常埋め木した後はカンナ掛けして平面出しをするので、そうなるとこの段階で飴色が消えてしまいます。
上手い案が思い浮かばないのですが、埋め木するところまで来てしまいました。今日はここまで。
(前板には傷の部分をノミで直方体状の溝を彫る。埋め木はパドックの角材を用意。)
草に埋もれたジャガイモの救出
マイナポイント/スマホ問題も一段落して、いつもの特段の用の無い朝を迎えました。そして今日の暇つぶしにはルバーブを収穫して以来行っていない小野路城山農場に定めました。
農場は予想を裏切ること無く緑一色。「この情景を印刷するにはマジェンタインクは減らないな」とか考えながら畑を一通り回ってみると、ルバーブは隣りのミントの侵入で埋没、菊芋は4本中2本が消滅。しかし被害はそんなもので、後はヤーコンと里芋、坊ちゃんかぼちゃと鶴首かぼちゃ3本づつ、それにさつまいもは雑草の上に葉を拡がっています。
一安心したところで畑中央のジャガイモ2畝があったところの草取りを始めました。ジャガイモの木はとっくに消え失せ雑草の海となっていますが、2時間かけた草取りで漸くジャガイモの畝全体が現れました。土寄せしたところが2筋盛り上がっており、ジャガイモの在り処を教えてくれます。ジャガイモも救出を待っていたようで、数株掘り上げてみるときれいな表皮のジャガイモが出てきました。今日の夕飯はこのジャガイモを使ったカレーで決まりです
(中央:草取りで現れたジャガイモの畝、左:里芋、右:ヤーコン1畝、奥:ヤーコン6畝、さらに奥:かぼちゃ畑)
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