縄文土器と石器?
JUGEMテーマ:縄文時代
小野路城山農場では時々鍬にカチンと音がすることがあり、土をさらってみると土器の破片が見つかることがあります。市の資料では城山農場のところは縄文中期の遺跡とあります。
城山農場は「奈良ばい谷戸」と呼ばれている谷戸を登りきった高台の緩い南斜面にあり富士山も見えます。しかも近くに「小町井戸」という銘水の水場もあり、昔は高級住宅地だったことが想像できます。
「奈良ばい」というのは鎌倉末期に新田義貞軍が鎌倉に進軍した時にこの地を通り、その時に「並べえ」と叫んだとかから来たということで、「小町井戸」は平安の前期この地を治めていた国司小野氏の縁者の小野小町がこの井戸の水で病気を治したとの逸話があります。が、縄文人にしてみるとどちらも後世の人間が勝手に付けた名前で、縄文当時は別の気の利いた名前があったことでしょう。
先週写真右の石が鍬に当たりました。いかにも石器のように見えます。どんな縄文の匠がこの土器と石器を作ったのか、会って苦労話を聞きたいものです
町田ツーリストギャラリー(3) 陳列棚の配置換え
小野路炭焼研究会の竹炭と私の工房で製作している竹のカトラリーの販売をお願いしている町田ツーリストギャラリーから商品の追加の依頼があり、家にあった在庫品を持って行きました。 展示コーナーを覗いてみると陳列スペースがこれまで壁に沿った棚からお店中央の棚に移動していました。湿気の多いこの季節は竹炭がよく売れる時、中央の棚に移ってさらなる売り上げ増を期待しましょう。最近は義母手作りの竹炭ポーチがよく売れるようになってきました
窓枠風の額縁
あと数日で今年も残り半分となり、今年の10大プロジェクトの進度が気になるところです。今のところ最も遅れている、というか殆ど進んでいないのが今年の筆頭プロジェクトの「版画と額縁のネコ版画額縁一体作品「made for each other」4部作と「窓越しのぞきネコ版画額縁」1作品の完成」です。
「窓越しのぞきネコ」用の額はだいぶ前に組み上がっていましたが、中に入れるのぞきネコの版画製作が遅れており、額縁も完全には仕上げていなかったので、この際額縁だけでも完成させようと思い、残りの作業のアクリル板の切り出しと留め金の取り付けを行いました。外枠は楢、内枠と桟はウォルナット。窓の雰囲気は十分出ており木工作品としての完成度はまずまずです。が、この額縁、桟に見立てた縦横の角棒も枠にホゾで組んであり取り外せませんので、窓越しの構図の絵との組み合わせでないと額縁として役に立ちません。さすが「made for each other」作品用の額縁です。
ということで筆頭プロジェクトも着実に進行しているとしましょう
(アクリル板の保護シートを貼り付けたままの窓枠風額縁)
栗園の拡張
まちだ里山農の会の農場の一つ栗園は、畑全面がジャングルでその中に栗の老木が生えていたそうです。もっとも奥のところは私が会に参加した時にはまだジャングルでしたがOさんの根性での開墾によって今年最奥地まで日が射すようになりました。
今月Oさんの開墾して復元した畑の一部の管理を譲り受けることになりました。栗の木の切り株が耕作担当者の区分けの目印になっており、今回切り株一列分の耕作地約60m2が増えることになります。
まずは園の隅に転がっている栗の伐採木の焼却から始めました。
写真手前の収穫を終えたジャガイモの畝のところは、長ネギを植えることにしました
入院(2)
先々週に予約した父親の内視鏡の処置の日となり、地域の総合病院に3回目の入院をしました。処置はスムーズに終わり、処置後の検査を待つことになります。
病棟の各フロアーにはデイルームという名前のラウンジがあり、給茶機が置いてあります。病室のベッドからお茶を飲みに往復することが足腰維持のための父親のしばらくの仕事になります。ラウンジからは東京湾が一望でき、少し前にテレビを賑わせた三日月竜宮城も見えます。明日は今度は、前歯が取れてしまった私が町田の歯科医院にいきます
落し物騒ぎ
先日の横浜木遊びには愛車(プレスカブ:新聞配達の人が使っているバイクで荷台に野菜カゴを取り付けてあります)で出かけ、その帰り道、大切に使っている鑿のセットを入れておいた黒の布袋を落としてしまった、と勘違いし、大騒ぎの一日となってしまいました。
早速交番に行こうと思ったのですが、木遊びから自宅までは横浜市の港北ニュータウン、あざみ野、鉄町、寺家、町田市の三輪、川崎市の飛び地の岡上、そして再度町田市に入って自宅と幾つもの行政をまたがるのでどこの交番に行くか迷いました。答えは、警察の落し物は県警単位とのことなので、神奈川県、東京都のそれぞれ一箇所の交番に出かけ、落し物の申請書を記入して家に帰ったところ、落としたと思っていた鑿のセットがありました。黒の布袋の上に白いビニール袋が被さって布袋が見えなかったというのが原因なのですが、ビニール袋が被さっていてもその下をチェックしなかったことが本当の原因なんでしょう。これも年の性にして良いのかどうか。
忙しい中丁寧に対応頂きました鉄町交番、大蔵町交番に感謝し、お詫び申し上げます
(木遊びするにはなくてはならない鑿のセット。中古品ですが)
考える技術・書く技術
会社人生のバイブルがバーバラ・ミント著の「考える技術・書く技術」という本でした。ビジネススクール「グロービス」に通っていた時があり、講義の教材でこの本を知りました。表紙の副題にあるように内容は如何に相手を説得させる、納得してもらうかの考え方とそれの表現方法が書いてあり、知財権のライセンス交渉を生業としていた私の会社人生はほぼこの本の通りにやってきたように思います。
4個目の生き方ルールの候補「・頭の引き出しにある知識(これまでに習ったこと)を使い切る」ためにはどうするか、いろいろ具体的行動を考えているのですが、久し振りにこの本を読んでみました。検討は来週に続きます
県の石(5) 二上山の柘榴石
鉱物と木工を結びつけるものを何か持ってないかずっと考えていたのですがようやく見つけました。しかもそれは奈良県の「県の石」です。日本地質学会が選んだ奈良県の石は大阪府との境にある二上山の柘榴石。二上山はいろいろな微小な鉱物が産出し、超超ミニミニサファイアが鉱物仲間では人気です。が、ここが世の中で知られるのは写真の超超ミニミニ柘榴石が大量に採れるからで、昔からこの柘榴石は紙に貼り付けて木工などに使う紙やすりとして利用されてきました。紙やすりの茶色い色は柘榴石の色なんです。人生が倍になるならば、採集した柘榴石で紙やすりをつくり自作の家具の磨きに使ってみたいものです
(ミニガラス瓶に入っているのが超超ミニミニ柘榴石。超超ミニミニサファイアは別のミニガラス瓶に保存)
木遊び活動記(6) 小銭箱、改めて平成の千両箱
6月に入ってからは父親の内視鏡手術の予備検査などで実家にいる時間が多くなり、また町田の野菜畑もいろいろなお世話があり、木遊びには行く日が取れなくなっています。今日は久しぶりの木遊び、仕掛かり中の小銭箱はホゾで組むことにしてホゾとホゾ穴の加工が終わりました。側面の4枚の板を借り組みしたところなかなかいい感じでここまで来ています。
この箱は小銭箱と呼んでいましたが、幅と奥行きは万札の様に細長くて、高さは11cmと万札約1000枚が入ります。ので、平成の千両箱と改名しようとおもい思いましたが、毎月竹のカトラリーの売り上げから一枚づつ貯めるとすると、月で12枚、1000枚貯まるには約83年かかります。改名は無期延期といたします
東雲寺座禅会(2)
第1と第3日曜日の早朝は成瀬の東雲寺座禅会です。朝6時半のお堂の空気はまだひんやりしており、そんな中を軽装の人たちが坐禅堂に入っていきます。
一時間の坐禅も少しは慣れてきて、坐禅中のお坊さんの「折角の機会なので背筋を伸ばし腹式呼吸でゆっくり息を吐くことで坐禅の入り口を見つけてください」という助言が心地良く聞こえます。
座禅会会場には毎回いろいろな資料が用意されていて、今回は「御釈迦様と絆を結ぶ縁の日」というリーフがありました。御釈迦様の誕生日(花まつり)のお話で、幼児の御釈迦様が天に向けて指さしている可愛い挿絵が載っています。この絵で思い出したのがここ東雲寺所有の白鳳時代に作られたという誕生仏像。幼児の釈迦様が「天上天下唯我独尊」と唱えた時のリーフの挿絵の像です。
「天上天下唯我独尊」。座禅の先には御釈迦様の教えの無我の境地があるとのことで、その教えを説いた人と「私一人が尊い」と唱える人とはどうも一致しません。この早朝座禅会を続けることでこの言葉の本当の意味を理解したいものです
(東雲寺境内にある釈迦堂。中に釈迦像(レプリカ)が収められています)
桑の実
町田には桑の木が沢山あります。明治時代、横浜から海外に輸出される最大の商品が絹で、関東北部から一旦八王子に集められた絹は町田を通って横浜に運ばれました。町田は絹の流通だけでなく自ら生産しており、その名残として桑の大木が残っています。
まちだ里山農の会の耕作地栗園に繋がる小道には何種類かの桑の木がありこの季節には赤や黒の実をつけます。
小学生の時学校からの帰り道、桑の実を食べて舌が紫色に染まって家に帰ることがしばしばありました。ほぼ半世紀ぶりに桑の実を食べてみると、懐かしい味がします
鉱物採集フィールド・ガイド
それぞれの産地の紹介には小さな略地図が付いていて、それを頼りに綺麗な石の産地を一つづつ訪ねました。これまでに紹介した妙見山のリチア電気石、山の尾の緑柱石、乙女鉱山の日本式双晶、和田峠の柘榴石はどれもこの本の中のスーパースターです。
ところでこの本の表紙の絵にサザエが入った瓶のようなものがあります。最初にこの本を見た時は石とは思えませんでした。実はこれもスーパースターだったんです
木遊び活動記(5) 小銭箱
構想を練る間小物を作ることにしました。選んだのは実家にある明治時代の小銭箱(写真左)。これを見本にして何か一工夫した小箱を作ってみようと思います。オリジナルの小銭箱には永楽通宝の束や明治時代の少額紙幣や硬貨が入っていました。
新たな小箱の製作は各板材の用意まで終わり。100年後この小箱を開けたら何が入っているでしょうか
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