台風で倒れた桜の抜根(3) 掘り穴の埋め戻し
実家の台風罹災の爪痕として残っていた倒木した桜の切り株が、今回の実家滞在中の作業3日目で漸く除去し終わりました。残る作業は掘り上げた切り株の焼却と切り株を除去して出来た大きな穴を埋め戻すことの2つです。穴の大きさは直径が2m弱なので、穴を半径1mの半球とすると体積は2立米程度。見かけの土の比重を1.5とすると3トンの土を運ぶことになります。
その土は隣家のセットバック作業で出来た残土の山から、隣家の了承を得て運んで来ます。使う道具はスコップと一輪車。筋トレというより荒行のような単純作業が始まりました
(6割ほど穴が埋まって来たところ。右には焼却を始めた掘り上げた根っこが見える。)
大風で倒れた桜の抜根
2日間の釣行の非日常から戻って、さて何をするか。隣家セットバックプロジェクトは格安で重機を借りられるところを探すことになりしばらくは作業がありません。思いつく実家跡地での作業項目を挙げていくと、生垣北面の刈り込みと欠損部の補修、物置長屋の壁補修の準備と土間部屋の配線変更、篠竹細工の今シーズン最初のヒネ作り着手、木工小引き出しの詳細設計、予備の鑿とカンナ刃の研ぎ、畑の作業では今年最後の播種となる絹さやとスナップエンドウの畝作り、里芋の収穫と調整、下宿農地の草刈り、干し柿作り、銀杏拾い、それにまだ敷地内に沢山残っている切株の撤去作業と色々あります。しかしどれも日常生活の作業かというと違うような気もします。
選んだ作業は4年前の台風で倒木した桜の巨木の切り株の抜根。やろうやろうと思いながら作業の大変さが分かるので手がつけられなかった作業です。
人間ドックの結果が想定外に悪く、左肩も思わしくないので、今やらないとやれる時は無いと考え、スコップと開墾鍬を久しぶりに持ち出しました。但し、腰と肩が痛くなる鍬の振り上げ動作は厳禁、前歯がひどい状態で噛み締めるような力み技も厳禁。こんな状態で切り株を取り除くことができるのか心細いばかりですが、おそるおそる株周りの土掻きを始めました
(写真に入っていないがそばでシロネコが見学中。)
台風15号被害の大銀杏の焼却
3年前の台風15号で半壊した実家母屋の解体の際に、同じく台風の強風で傾いてしまった大銀杏を伐採しました。が、倒した大銀杏を搬出して貰うには高額費用がかかるとのことで撤去は断念。その後玉切りして少しずつ焼却処分してきました。そして今日、伐採から2年半が経ち、ようやく、最後まで残った玉切りの大物の焼却に取りかかりました。
実家敷地に公園のベンチのように横たわっていた玉切りの大銀杏をトビと呼ばれる道具を使って焼却場所まで転がし、横浜木遊びから運んできた大量のおが屑を火種にして火を着けました。これで台風被害の倒木処理が終わると思うと、実家復興の歯車が一つ進んだような気がします
(玉切り大銀杏の他に物置長屋にあった古竹や落ち葉などを運んできて巨大な焚き火を始めたところ)
生垣にある木戸の修復がほぼ完了
実家の南側生垣にある木戸の修復が月を跨ぐことなく漸く終わりました。ぼろぼろになっていた扉を支える杭はすでに取り替え終えてあり、今日は母親が自作したお茶会などのイベントに使った、孟宗竹の枝を束ねて作った柵を木戸の扉に再利用する作業を行います。柵の枠を木戸の扉の大きさにサイズダウンして、枠の下段に竹枝の頭を押せこむように真竹で作った新しい枠を取り付けます。緑鮮やかな真竹の枠一本が他の部分からちょっと浮いて居ますが、思っていた以上に趣きのある扉が出来ました。これで南側生垣の修復作業は終わり、来月からは、母家解体時重機の搬入でめちゃくちゃになったままの北側の生垣の修復に取り掛かります
生垣にある木戸の修復
快晴の一日、今年やろうと思っていることの一つの「実家の垣根の手入れと修復」に着手します。先ずは簡単な南側と東側のイヌマキの生垣で、この面はバリカンで刈り揃えればよく、一日仕事で終わります。が、南側に1箇所、河川沿い道路に出られる木戸が有り、これを作り直すことが作業の中心です。この木戸、20年くらい前に母親が廃材で手作りしたもので、安普請ながら田舎の家屋にマッチしていました。どう作り直すか、これも母親の手作りの竹枝を束ねた柵を立ててみると、なかなかいい感じで、私も母親の気持ちになって竹枝を使って木戸を作ることにします。
昨日のめかいのヒネ作りで生じた篠竹の廃棄分を木戸に使えれば、母親の趣向により近くなる様には思うのですが、私の技量では無理です
(南生垣にある壊れた木戸に竹枝で出来た柵を立て掛けたところ。)
実家断捨離の再開
昨年のちょうど今頃解体作業を行った実家母屋、屋内に有った大量の家財は売却や焼却処分しましたが、食器、植木鉢、壺などの陶器類は父親が廃棄するのは忍びないということで、果樹園の一画にブルーシートを敷いて、その上に運び出し、貰い手が現れるのを待つことにしました。
それから一年、断捨離再会の時到来です。数日前に食器類を有料ゴミ袋に詰めて処分場に持って行きました。今日は、リヤカー、オーディオ、蛍光灯、鍋、サジなどの金属類を処分することにします。雑多な金属製品を軽トラに乗せて金属リサイクル業者の事業所に来ると、先ずは荷ごとの車両重量測定が有り、荷を降ろしてからの帰りに再度重量が計られ、その差分で搬入金属の重さが分かり、その量に応じて買取料金を受け取ることが出来ます。今回の受け取り金額はなんと1980円。まだまだ続く断捨離、このお金で有料廃棄用ゴミ袋を買うことにします
(荷台の金属類を下ろし終え、空荷での車両重量を計っている、断捨離お役立ち抜群の軽トラ)
生垣修復プロジェクトがついに完了
実生のマテバシイの成長を放置してきたために欠損が生じていたイヌマキの生垣、数年前にマテバシイを切り、時間を掛けてでも元のイヌマキの生垣に復活させようと決意しました。時間を見つけては生垣作りに邪魔になるマテバシイの切り株を削り取り始め、それが終わると空いた穴に土を運び入れ土留めをして、今日、ついにイヌマキの苗を植え終わりました。足掛け4年を掛けたイヌマキの生垣修復プロジェクトがついに完了です。
しかしここには生垣が囲うべき母屋は無く、住人もいません。この重労働は一体何のためだったのか、多分暇つぶしとしか答えが無いように思います
生垣修復プロジェクト(2) 生垣の杭打ち
実家のイヌマキの生垣の修復活動は、イヌマキ定植の障害となっているマテバシイの切り株の撤去が予想通り大変な作業となっていました。どう言う訳か切り株の中に瓦が巻き込まれていて、切り取ると言うよりもっぱら叩き砕く作業を少しづつ進めて来ました。それでも4ヶ月が経ち、何とかイヌマキの苗を植え付ける位置に当たる切り株を排除し終え、続いて竹を使っての簡易土留めを設け、ゴールデンウィーク中には杭打ち、土入れまで出来ればと考えていましたが、切り株の破壊・撤去の代償に、チェーンソー1台と共に私の肩も破損したようで、杭打ち用の穴を開ける手動ドリルを回せません。生垣修復プロジェクト、暫しの中断と相成ります
(生垣修復現場。生垣の向こうは雑草に覆われてしまった母屋の南側の庭園)
引越し最終便
賃貸アパートの鍵の返却がいよいよ明日に迫り、今日はアパートに残っている家財道具の全てを運び出さないといけません。大きいもの、重たいものは息子たちの応援で運び出してあるので、搬出が物理的に難しいものはありません。それでも押入れ、ロフトの奥にはアパートに引越ししてから一度も使ったことが無いもの、反対に毎日使っていて古ぶるしくなったものなど雑多なものがたくさん残っていて、それをスーパー(OKストア)での買い物時に持ってきた不揃いのダンボール箱などにに詰めて軽トラに積んでいくと、軽トラの荷台はすぐに荷物(ごみ)でいっぱい。この光景、周囲からは引越しというより廃品回収車の立ち寄りだと見られていると思います
アパートからの引越し開始
賃貸アパートからの転居期限が一週間後に迫り、少しづつ荷物の搬出を始めました。当初予定では転居先の中古マンションのリホームが3月末日までに終わり、そのあと10日を掛けて少しづつ新居に荷物を搬入するつもりでしたが、実際にはリホーム完了はアパート退去期限の前日ということになってしまいました。リホーム完了を待っていては、一度に荷物を運び出すことになり、軽トラでの自前引越しでは済まなくなってしまいます。そこで一旦荷物を実家の物置長屋に少しづつ運び込み、リホーム完了後、再度荷物を新居に少しづつ運び入れることにしました。
引越し第一便はこたつやぐらと扇風機2台。慎ましい清貧生活の不手際な引越しが始まりました
(一年半お世話になった賃貸アパート)
1000番クロス
購入した中古の集合住宅は僅かながら傷のあった床の修繕、キッチン、洗面、トイレの交換と順調に決まり、最後に壁のクロスの選定が残りました。これがなかなか決まりません。初めは普通なものであればどれでも良いくらいの考えでしたが、机の上に並べられた沢山のサンプル集を見始めると、それまで普通と思っていたものは「遊び心が無さ過ぎ」に変わり、それが次に見たときは「派手過ぎ」ということになります。そもそも基準を持っていないので過ぎるも過ぎないも見る度に変わってしまう訳です。
サンプル集には記号が4桁のものが収められているものと3桁のものがあります。4桁のものは「1000番クロス」と呼ばれるもので色々なデザインのものがあります。少し高くなるとのことですが、豊富な絵柄を見ているだけで楽しくなります。最後に選んだのは小さい蕾の絵柄のもの。地味過ぎず派手過ぎずの柄ではないかと思います
(迷いに迷った結果選んだ「つぼみの絵柄」の1000番クロス)
実家復興プロジェクトの前進 or 回り道
台風15号によって実家母屋が半壊してから1年と5ヶ月が経ち、一つの大きな決断をしました。実家母屋の跡地に新しい家を建てることの判断を今後10年のスパンで先延ばしして、一方で、その間実家の町の住処として新たに駅近の中古マンションを購入し、暫定的実家(太郎右衛門)とすることにしました。駅近の中古マンションであれば、今後の成り行きによって売却する場合に容易だろうと考えたことと、駅の近くで有れば電車、高速バスを利用して(車での事故の心配なく)町田と往復出来ることも大きなメリットと考えました。この選択が残りの人生にプラスとなるか、おかしな2拠点生活が始まろうとしています
(町田の自宅と君津の実家の間の移動図)
生垣修復プロジェクト(1) プロジェクト参加道具
二日間の雨が上がり、実家のイヌマキの生垣の修復作業を再開しました。今回からこの作業はプロジェクトに昇格となり、時間をかけても完結させる決意です。当面は写真中央のマテバシイの切り株の撤去を行います。この木は芯の部分は朽ち果てていて一部洞になっていて、以前はフクロウが住んでいました。一方、幹周辺部は何故かものすごく硬く、土を削ることで切れ味が直ぐ悪くなるチェーンソーでは歯(刃)が立ちません。そこで今回から切り株に着いてる土を清掃する箒がこのプロジェクトに参加することになりました。チェーンソー、バール、開墾鍬、スコップ、それにシュロの箒の5人組の援軍を得て、肩が壊れるか、切り株が取れるか真剣勝負です
イヌマキの生垣修復の再開
昨日の冷たい雨の日に変わって、春の様な暖かい日となりました。父親は今日も里芋の皮むきということで、高齢者住宅から電動三輪車でやってきました。私も負けじと、稲荷様の後ろのイヌマキの生垣の欠損の修復作業を再開することにしました。ここは3年前にトウジ(マテバシイのこと、千葉の上総の方言)の老木が台風で途中で折れ、それを契機に元のイヌマキの生垣に復元させようとするもので、トウジ3本の伐採と残った切り株の撤去にすでに2年掛けています。今日は2個目(幹は60cmはある巨木の切り株)の掘り起こしに掛かります。武器はチェーンソー、スコップ、開墾鍬、それにバール。少し掘ってはチェーンソーで削り取る地道な作業となります。今年中には切り株を撤去し終え、イヌマキの移植をやり終えようと思います。(生垣修復プロジェクトと命名)
屋号紋の焼きごて探し
四年前、物置小屋(物置長屋とは別の小さい物置)の中を整理していた時に、「丸に太の字」の焼印が入った木製の滑車が出て来ました。これは実家の屋号「太郎右衛門」の屋号紋。実家の歴史を表す目印です。この屋号紋の焼きごてが昨年の母屋解体時の作業の中で見つかりました。
母屋が無くなり、残った欅柱で母屋の思い出の品を作って、母屋に関わりのある人達に贈ろうと「母屋欅柱を材に使ったペーパーコードのスツール作り」を始めた時、この屋号紋をスツールに押すことを思いつき、それ以来仕舞ったはずのやきごてを探していました。そして今週、漸く物置長屋の工具置き場の壁に引っ掛けている焼きごてが見つかりました。
コンロで炙って欅の端材に当てると上手く使えそうです。取っ手はすっかり細くなってしまった焼きごてですが、ほぼ半世紀ぶりに現役復帰となりました
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