痛みの中でのキッチンガーデンの耕運
町田城山農場の耕運の際に痛めた左膝は悪化する一方で、ここ数日は右肩と右骨盤の痛みと甲乙付け難いところまでになっています。しかし私は二つ一遍に別々の痛みを感じる神経回路になっていない様で、左膝の痛みのお陰で右肩と右骨盤の痛みからここしばらく解放されています。
左膝に負荷を掛けないように少し左足を引き摺りながら実家キッチンガーデンの耕運の準備を始めました。先ずは牛糞堆肥を一輪車とレーキを使って均一に撒きます。次に苦土石灰20kgを物置長屋を運んできて、これもレーキを使って均一に撒きます。これでいよいよミニ耕運機の登場です。スイッチをオンにしてチョークを引いて、エンジン掛けロープを勢いよく引っ張りました。とその途端に右肩から悲鳴が。
この右肩の強烈でしかもなかなか引かない痛みのお陰で、キッチンガーデンほぼ全面を左足を引き摺ることなく耕運し終えました
(耕運し終わったキッチンガーデン。周辺には収穫するタイミングを逸した蕗の薹がたくさん。)
春の椎茸の困りごと
雨の合間を見て昨年秋以降全く手を掛けられていない下宿農地にようやく堆肥軽トラ一杯を運び入れることが出来ました。堆肥の山が畑の端に出来ると、実体とは別に何だか耕作をきちんとやっているような気分になり、通り掛かりのこの集落のお婆さんとの会話が進みます。
実家キッチンガーデンに戻って残っていた里芋の収穫も終えました。あとは草刈りと牛糞堆肥を撒けばミニ耕運機の登場となります。
一休みして、遅ればせながら毎年行って来た蕗味噌作りをしようと銀杏林に蕗の薹を採りに来ると、鈴なりの椎茸ホダ木が目に入りました。雨の日が続いたこともあって一斉に大きな傘を広げています。さてこれをどうするか。昨年の秋からの大豊作で干し椎茸は何百個も有り、干しても仕舞う所が有りません。
取り敢えず大きなのを一つ収穫して、一時帰国している姉と2人で焼いて食べながら、今後の対応を考えることにします。
蕗の薹の収穫、椎茸問題の発生で、すっかり忘れてしまいました
(左側一列は昨年春に植菌したホダ木で、収穫開始は今秋から。)
牛糞堆肥の搬入とじゃがいも掘り
冷たい雨がようやく止みました。実家キッチンガーデンは春野菜の植え付け準備が遅れに遅れており、少しでも挽回を図るべく長靴を履いて外に出ました。
キッチンガーデンには昨日鹿野山の麓の牛舎で購入し運んで来た牛糞堆肥軽トラ2杯分が左右2ヶ所に山積みになっています。これを圃場全面に撒いて、町田城山農場から戻って来たミニ耕運機を使って耕運したいのですが、それにはまだ圃場に残っているジャガイモ2畝と里芋2畝を掘り上げないといけません。
ジャガイモの畝らしいところにスコップを刺してじゃがいもの探索を始めました。しかし土は昨日からの雨水をたっぷり吸っていて、ものすごい重さに感じます。掘り上げたならばその土を手でほぐし、上手く行くと中からジャガイモが泥団子状態で見つかります。
潮干狩りの様なジャガイモ掘り、延々と午後いっぱい続きました
(圃場の左右に昨日牛糞まみれになりながら運び込んだ牛糞堆肥。)
ジャガイモ探し
野菜カレンダーではこの時期、春夏野菜の植え付けに向けて、圃場に残る冬野菜の撤去、除草、堆肥・石灰の散布、耕運、そして畝立てと進んでいる頃なんですが、今年は生命エネルギー低下問題と腰・右肩の痛みのために、未だ冬野菜が圃場に残っています。実家キッチンガーデン約200平米も冬野菜がかなり残っている上にしかも草だらけ。この草の下にはジャガイモと里芋がそれぞれ3畝ずつ残っている筈です。
隣家セットバック支援は本日は休みとして、キッチンガーデンのジャガイモを収穫をすることにしました。ここで収穫したジャガイモは、今度は町田城山農場で春のお彼岸までに植え付けます。ジャガイモはトマトや茄子などの夏の主力野菜と同じナス科で連作が出来ません。そのためジャガイモは春と秋の植え付けごとにジプシーの様に圃場を渡り歩いて行きます。
ぺんぺん草と仏の座で覆われた畑でジャガイモを探し始めました。畝の大体のところに竹串が刺してあるのでおおよその位置は分かりますが、株の位置までは分からず、スコップで掘ることが出来ません。モグラの様なジャガイモの探索作業を続けること1時間、ペール缶で2/3程、数にして80個ほどのジャガイモが取れました。種芋はこれで十分。残りは春の自家消費用に役立ってもらいます
椎茸の即身成仏
椎茸は通常年2回、春(3月)と秋(11月)に収穫できます。例年ですと冬1月は秋の収穫時期を終えてホダ木は春のキノコの準備をしているかのように椎茸は顔を出しません。ところがこの冬は暖冬のせいか昨年11月以降、12月、そしてお正月にも椎茸が採れました。更に先週実家の椎茸ホダ木置場に行くと、また沢山の椎茸が顔を出していました。しかしどうもこれまでと雰囲気が違います。近づいて椎茸に触ってみると椎茸はカチカチ。大きいのも小さい椎茸もカチカチで、ほぼ干し椎茸の状態です。暖冬と思って顔を出したものの寒気で即身仏になった様に思います。
天然干し椎茸の天日干しは数日で十分のようで、保存瓶に移すことにします
(サイズ別に分けた即身成仏椎茸。例年に増して乾きが悪い鷹の爪も一緒に天日干し)
里芋の販売は何のため
昨日収穫調整した里芋を実家近くの直売所に持って来ました。冬野菜冬果物の販売は今回がこの冬初めてです。昨年10月からの生命エネルギー低下のためということになりますが、もう少し原因を深掘りすると、生命エネルギーが低下したことで気持ちの中に「残りの人生は自分がやりたいことをやろう」という意識が強くなり、その中で「野菜を販売すること」はどうもやりたいことの中心から外れているように思えて来たことがあります。野菜栽培は自産自消の生活を目指す私の人生には重要なピースですが、それを販売するために時間を使って少額の収入を得ることが残り時間の無駄遣いしている、そんな焦りを感じます。
とはいえ、この雨の日の実家で他にやることが見つかりません
(ちょっと本物の農家のミニ体験のような直売所販売。)
冬至
今日は冬至。実家キッチンガーデンにも霜がしっかり降りた形跡があります。数日前までしっかりしていたピーマンの木はついに萎れてしまい、今日は最後の収穫となりました。6月から収穫が始まり、冬至までの7ヶ月にわたってピーマンを提供してくれたピーマンの木に大感謝。今夜はミニ果樹園で採った柚子と一緒にピーマン一個を湯舟に浮かせようと思います
(冬至のキッチンガーデンとミニ果樹園の様子。手前の防虫ネットは順調に育っている絹さやの畝。)
2ヶ月ぶりの実家農作業は絹さやの播種
実家の町に戻って2日目、今日は実家の町の老舗種屋さんに注文しておいた玉ねぎの苗を受け取りに行きます。過去10年玉ねぎ栽培は種を蒔いて苗を育て、自前の苗を使って来ましたが、今年は異常気象の影響か、遂に苗を育てることが出来ませんでした。仕方無く、種屋さんに苗を注文、その受け取りが今日です。
私の野菜カレンダーで今年残っている植え付け/播種作業は玉ねぎと絹さやの2つだけで、今日入手した玉ねぎの苗を明日町田で植え付け、それと一緒に絹さやの種蒔きをする予定にしています。町田に戻る前に一旦実家跡地に寄って、椎茸、ピーマン、葉物野菜、甘柿、柚子、里芋などを収穫しようとキッチンガーデンを見ると、大きく育ったジャガイモとまだ元気なピーマンの畝の間にびっしりホトケノザに覆われた部分に眼が留まりました。そうです、ここは2か月前にジャガイモと葉物野菜を植え付けるために、丸2日かけて厄介な雑草のハマスゲを引っこ抜いた戦場の跡。その成果でジャガイは4畝約80株が順調に育っていて、隣りの小松菜などの葉物野菜もきれいに育っています。そしてこのホトケノザで覆われているところは絹さや用に用意した所であることを急に思い出しました。約2週間のコロナワクチン接種から風邪で寝込んだためか、実家キッチンガーデンでの野菜播種カレンダーが頭から消えていました。
急いで草取り作業着に着替え、父親が使っていた草取り道具を持ち出して、ホトケノザの剥ぎ取りを始めました。夕方まではまだ時間があります。手持ちの絹さやの種の半分はここで播種することにしました
(ハマスゲと違って簡単に抜けるホトケノザで覆われた、2か月前に絹さや用に用意した一畝)
低生命エネルギーの世界の入り口
何とか運転は出来る程度に体調が戻って来たので、ほぼ2週間振りに実家の町に移動しました。実家跡地に来てみると空気が少し冷たくなっていますが景色の色はそれ程変わっていません。
キッチンガーデニング脇の渋柿の木の傍には、2週間前に登って渋柿を捥いだ三脚が2週間前と同じ場所に立っていました。もしこの三脚に登って再び渋柿を採り始めれば、2週間前から始まった魔の超低生命エネルギーの世界に戻ってしまうような気がします
(まだ大量に実が残っていた渋柿と傍に立っていた超低生命エネルギーの世界への入り口の三脚)
今年の干し柿作りは130個で打ち止め
今日こそ干し柿作りをやってしまいます。しかしその前に、今日は6回目のコロナワクチン接種の予約日で、近くのクリニックでワクチンを打ってもらいます。
自宅に戻って干し柿作りを始めました。先ずは渋柿の皮を剥いて、ヘタの部分をTの字にカットします。そのTの字に適当な長さに切った麻紐を引っ掛けて結び、紐の左右に柿を付けて天秤のようなものを作ります。これを熱湯に10秒程潜らせて、物干し竿に引っ掛ければ、渋柿処理の1ロットは完了です。
作業は暗くなっても続き、130個の処理を終えたところで物干し竿が一杯になりました。予定では後70個程を処理して長い紐の天秤にして物干し竿に段違いで掛けることを考えていました。が、どうも体が熱っぽくなり、接種した所がかなり痛み始めました。この辺で止めておけと言う天の声なのでしょう
(熱湯の潜らせ作業。)
一週間ぶりの帰宅の持参品
今回の実家滞在は大学時代の同級との釣行に始まり、昨夜の6年ぶりの小学校の同窓会で無事終了。今日は町田自宅の和室の畳交換に立ち会うため急いで帰ります。朝実家に寄ってこの一週間の間で収穫した天日干しが終わった椎茸200個、下宿農地で掘った小さい里芋バケツ一杯、昨日収穫した渋柿野菜収穫籠とバケツ一杯、今日の朝収穫した甘柿とピーマンと柚を車に積み込みます。
カリカリマシーンにカリカリをたっぷり入れて、シロとクロクロとスモーキーとは暫しお別れです
一週間見に行かなかった椎茸ホダ木置場
丸一週間ぶりに実家の町に戻ると、先週まで残っていた金木犀の残香が街の中のどこにもありません。一週間に一枚のパラパラ漫画にすると季節の変化が鮮明になる、そんなことを考えながら車で10分の実家跡地に移動。銀杏林の下の椎茸ホダ木をみると、一週間前に取り残して置いて小さな椎茸が巨大椎茸に化けていました。変化があり過ぎで、一週間のほったらかしを反省です
(ホダ木立て間に落ちているのは銀杏の実。拾っている時間があるか無いか。)
椎茸の季節
実家お隣りさんのセットバック支援活動の第一弾の作業が終わり、一旦町田自宅に戻ります。帰り掛け、お土産品探しに実家敷地を一回りすると、銀杏林の椎茸ホダ木置場で採り頃の大きさになった椎茸を見つけました。椎茸が出てきたホダ木は昨年の春に植菌したホダ木で、これは城山農場とフットパスを挟んだ山林傍に生えていた太いコナラの木を伐採して確保したものです。かなり苦労したホダ木取りでしたが、こうして椎茸が出て来てくれたことでその苦労が報われました。
頑張ったことが形になる、ありがたいことです
(町田自宅に持って来た椎茸とキッチンガーデンのピーマン。)
今日の朝は銀杏拾いから
助っ人参加の実家跡地管理作業の2日目、昨日の栗拾いに続いて、今日は草取り草刈りルーティン作業に入る前に、すでに落ち始めた銀杏の実を拾います。バケツとトングを持って銀杏の木の下に移動、3人30分でバケツ4杯を拾い集めました。
物置長屋の2階から芋洗い機を下ろして来て、次男にこの道具を使って銀杏の果肉取りのやり方を伝授。次男主体の銀杏果肉取りがはじまりました。私の数少ない人生の習得技能の銀杏果肉取りの秘法、次の代に伝わりました
(芋洗い機に秘密のものを入れて、銀杏と水を入れて、スイッチを入れる次男)
発祥の地に戻ってのじゃがいもの植え付け
実家キッチンガーデンは水気が抜け、ようやく町田城山農場で収穫して運んできたジャガイモの植え付けが出来そうです。約15センチ程の深さの溝を掘って、そこに鶏糞堆肥を入れて僅かに土を被せ、そこにジャガイモを40センチ間隔で置いていきます。更にジャガイモの間に一握りの鶏糞堆肥を置いて行きます。あとは溝を埋めればジャガイモの植え付けは完了です。
ところで、町田から運んできたジャガイモは、実は2020年の2月に実家の町の種屋で種芋用のジャガイモ(キタアカリ)を購入し、父親がこのキッチンガーデンに植え付けて、それをその年の夏に収穫。その収穫したジャガイモの一部を私が町田に運んで城山農場に植え付けて、その冬に収穫したものを2021年の春に植え付け夏に収穫、秋に植え付け冬に収穫、その収穫品を翌年2022年の春に植え付けと、一年に2回のジャガイモ芋人生を繰り返して来たものです。父親がここキッチンガーデンで植え付けたジャガイモを1代目とすると、今日私が植え付けたジャガイモは8代目。ジャガイモ家系発祥の地に戻っての植え付けとなりました
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- 痛みの中でのキッチンガーデンの耕運 (03/11)
- 春の椎茸の困りごと (03/08)
- 牛糞堆肥の搬入とじゃがいも掘り (03/06)
- ジャガイモ探し (02/16)
- 椎茸の即身成仏 (01/24)
- 里芋の販売は何のため (01/21)
- 冬至 (12/22)
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- 今年の干し柿作りは130個で打ち止め (11/06)
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