町田フィルハーモニー合唱団演奏会で感じたこと
会社同期のMさんから町田フィルハーモニー合唱団の定期演奏会の案内を頂き、今日はその演奏会の当日です。Mさんご夫妻はこの合唱団の団員で、この一年間厳しい練習を重ねてこの演奏会に臨まれたはずです。
音楽と全く接点の無い私が、この空間と時間で何を感じ取れるか、甚だ不安な面持ちで演奏と合唱が始まりました。演目はモーツァルトのハ短調ミサ曲とありますが、どんな曲と詩なのか全く分かりません。ミサとあるので教会の中で演奏合唱するためにモーツァルトが作った曲だとは思いました。
演奏が始まって直ぐ、指揮者の動きが音が聞こえてくるよりちょっと先行していることが気になりました、これは音と光の伝搬速度の違いの影響かとか考えましたが、これは音楽鑑賞からはズレて行くと思い、この思考は中断。
次に気になったのは、指揮者が乗っている赤い生地が敷いてある四角い縁台で、指揮者は体全体を動かしていて、時々足も移動します。こんな小さな縁台の上で長時間動いていたら踏み外す危険がある様に思えて、自分で図面を引いたらもう少し奥行きを取るだろうなどと考えましたが、これも音楽鑑賞では無いので思考を中断。
次に気になったのは、コントラバスを弾く6名の弾きの動作がきれいにシンクロしていること、一方で3名のトロンボーンの弾き手の弾きの動作が引きと押しが合っていません。この違いをどう理解したらいいのか、これも楽器の知識ゼロの私には考えても無駄と判断。
次に、演奏を離れて合唱に耳の波長検波を合わせ、しばらく集中して聴いていると、一つの疑問が浮かんで来ました。合唱されている音の中に「グローリア」とか「クレド」など知っている単語を聴き分けることが出来ましたが、ほんの僅かなそれら単語以外は全く何だか分かりません。ドイツ語では無いと自分で確信して、そうなるとこれはラテン語なんだとの思いに至りました。私の感じた疑問は、このミサ曲、教会の中で聞いている信者等はこの詩を理解出来たのかどうか、モーツァルトはラテン語ができたのだろうか、いろいろ広がります。
多分、信者の人たちはミサ曲の詩を聴いても理解は出来ず、しかしどんな内容の詩なのかはドイツ語訳を読むなりして理解していて、演奏と合唱が生み出す空間を感じたんだと思います。
そうだとすると、このミサ曲は、実家で行われて来た隣り組による般若心経を含めたお経セットの読経とほぼおんなじ。急に身近な音楽に聴こえてきました
(撮影禁止のため、演奏会終了後、団員が会場から離れて後で撮って一枚。本当にすごい演奏合唱でした。)
ビオラ・ダ・ガンバ
義兄の帰国が来週に迫り、今日は次男も実家暫定新居に集合して夕食を取ることになりました。そして、夕食会の後は、次男と姉の音楽談義に。姉が持ってきているビオラ・ダ・ガンバという耳慣れない楽器にバイオリンが趣味の次男が挑戦。珍しい音が響く暫定新居の夜となりました
やっと見つけた昔好きだった曲
洗濯物籠置き台の手直し品のローテーブルにコーヒーを置いて、図書館で借りて来た本を読みながら、spotifyで昔気に入っていながら名前が分からない曲を探して一日を過ごすことにします。探していた、いる曲は2つあり、1つは既に見つけていて、今日は残りの一曲を探します。既に見つけた曲の方は、聞いていた時期とそれを聞いていた光景を鮮明に覚えていて、それが発見に繋がりました。
1987年の初夏、駐在していたRochesterの町から南東の方向にあるFinger Lakesの一つの町のCanandaiguaによく出かけました。そこまでの道のりは森や麦畑が広がる中を緩いアップダウンが小一時間続きます。目的はその町の外れにある丘の斜面を利用した野外コンサート。時々メジャーな人も出てそれは有料なのですが、大半は無料で、寝転びながら演奏を聴き、何ともゆったりとした東海岸の田舎の時間と空間を満喫することが出来ました。探していたその一曲はその町に向かう車の車窓からの光景の中にあります。
ようやく見つけることが出来たその曲はEstless Heartというグループの「I’ll Still Be Loving You」という曲でした。
ラジオでよく流れていたことからそれなりにヒットした曲であり、1987年のヒット曲で検索すればspotifyですぐに見つかると思っていましたが、発見にはspotifyを知ってから3ヶ月は掛かりました。年代を間違えてしまったとか、古い曲がたまたまかかっていたとか記憶への信頼が無くなり、一度は諦めたのですが、もしかして1987年のカントリーのヒットを探せば出てくると思いつき、直ぐ見つかりました。この曲その昔日本でのヒットしてBread というカントリーとは無縁のグループの曲に似ている印象が頭に強くこびりついてことから、カントリーのジャンルで調べることを初っ端から外していたことが見つけられなかったことの原因でした。
もう一曲は今日も見つかりませんでした。時代は1988年か1989年、初夏の日差しに似合うBoz Scaggsのような声のAOR系の曲なんですが、これもどこかで食い違って記憶されているかもしれません。
長々の記述になりました。こんなことを書いていることが至高の時空の暇つぶしのように感じます
(spotifyで見つけた昔気にっていた曲の一つ「I’ll Still Be Loving You」)
町田フィルハーモニー合唱団演奏会
早朝6時から始まった近所合同でのお墓掃除を終えてから、バスと電車を乗り継いで横浜みなとみらい大ホールにちょうど1時に到着しました。これから会社時代からの友人Mさんが参加する町田フィルハーモニー合唱団の演奏会が始まります。
2ヶ月前にMさんから頂いたメールには、今日の演奏会は、演奏速度がどうなるか予測できない要素があり指揮棒から目が話せない演奏になるとのことで、「練習に励みます」と結んでありました。
大ホールの入り口にお客さんが列を作って入っていきます。音楽は全くの「猫に小判」の私ですが、午後はこの非日常をしっかり楽しみます
六本木サテンドール
大学同窓のSさんはジャズボーカリストのUさんのファンです。Sさんから、Uさんが参加するSinger Song Writersのライブに行こうと誘われ、一年ぶりに乃木坂の駅を降りました。会場は六本木サテンドール。外はまだ薄日が残る中、ライブが始まりました。Uさんの含む4人のsinger song writerがオリジナルの曲を披露していきます。会場はゆったりとし時間が流れ、畑にも工房にも無い非日常の空気を堪能した夜となりました。「音楽が出来ないグループの人」から早く「音楽の出来るグループ」の人に移りたいと思います
クラシックギターを買いました
JUGEMテーマ:クラシックギター
7月にBlue Note Tokyoで本物の音楽に接した時「自分の人生に音楽のピースが欠けている」という気がしました。それ以来何か音楽に関われることはないか探して来ましたが、最近、クラシックギターを教えてもらえるサークルが自分の身近にあることが分かりました。サークルの代表の方に「超初心者」の入会の了解を頂き、早速楽器屋さんに出かけ、クラシックギターを購入。まずはドレミファソラシドを覚えるところからです。遅ればせながら音楽人生がスタートしました
Blue Note Tokyo
息子がPeabo Brysonのライブのテーブル席をプレゼントしてくれました。会場は南青山のBlue Note Tokyo。陽射しがまだ残る表参道からの通りからBlue Noteに一歩入ると、重く涼しくしっとりとした空気に変わり時間の流れが遅くなったよう感じます。そしてPeaboのライブが始まるとまた空気が一変し、圧倒的なボーカルの響きで会場の空気が熱気に変わりました。非日常 の夜を存分に楽しむことが出来ました。息子に感謝です。一つ気付いたことがあります。私の人生には音楽のピースが欠けていてこのままでは不完全のような気がしてきました
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