董立ち蕗の薹を使った蕗味噌作り
朝一で、抜歯の傷口の抜糸。心配していた炎症も無く、無事前歯問題の前半戦の治療が終わりました。
午後雨の中、明日からの町田生活に必要なものを軽トラに積み込んで、最後に実家跡地を一回りして問題や忘れ物が無いか見回っていると、ミニ梅林の下の大量の董立ちした蕗の薹が目に留まりました。毎年立春から一週間程経った頃に芽吹きしたばかりの蕗の薹を探して早春の味覚の蕗味噌を作って味わって来ました。が、今年は体調、天候、日程など様々な要因が重なって蕗の薹の収穫のタイミングを逸してしまっています。
ダメ元で、董立ちした蕗の薹で蕗味噌を作ることにしました。
町田に持ち帰った董立ち蕗の薹は200g。旬の蕗の薹に比べると包丁で切った時の蕗の香り立ちが弱い気がします。そこで超弱火でねっとりさせて味わうことにします。ご飯の上に乗っかるのは明日の朝となります
芝焼き
毎年真冬に行われる集落総出の柴焼きが、二週間の順延ののち本日決行となりました。田んぼの畦道にある枯れ草に火をつけて燃やすので、当日雨で有れば勿論順延ですが、前の日に雨が降っても枯れ草は燃えないので順延。更に風が吹くと住宅に飛び火の恐れがあるのでこれも順延。更に、前回は実際に風が吹かなくても強風注意報が出たために順延となりました。決行かどうかは毎年ヤキモキします。
定刻10時半に集落のほぼ全ての家から人が集まりました。東に向かって平行に並ぶ畦道に人が適当に分散。火付け隊が出発します。田んぼ一枚の終わりの畦道の四つ角に来ると、一隊は南北に延びる畦道に散っていきます。あっという間に周囲は煙りに包まれました。周辺の集落からも火の手が上がり、町全体が煙に覆われています。
この行事、そもそも何のためにするのか、その根拠は最近の科学でも明確にはならないというニュースを見たことがあります。しかし老若男女の田んぼの火遊びの側面も有り、そう簡単に無くなることはないような気がします
(我が家の東側生垣の側道から火付け隊が出発して行くところ。)
ミニ梅林ははや早春
今日は二十四節気の最後の大寒。午後からは寒冷前線が近づき寒い雨になると予報されています。
いつもより厚手のコートを着て実家跡地に来ました。今日の作業はキッチンガーデンでの里芋の収穫と販売用の調整です。雨はほんの僅かですが、寒さは朝方よりひどくなってきたようで手が思うように動きません。それでも何とか里芋の収穫を終えました。
ミニ梅林に目を向けると、小梅の木の幾つかの枝に白い梅の花がついていました。大寒ながらここだけはちょっと春が来ている感じがします
(小梅がなる梅の木に白い花が咲き始めた。)
ミニ門松の片付け
今年も早くも松の内、昨年暮れに飾った神飾りを片付けます。このお正月に用意したミニ門松は、実家跡地と自宅と海老名義母の家用の計3個で、実家のミニ門松は、実家跡地でお焚き上げして、焼き芋を焼く時の炭火床として役立ってもらいました。自宅のミニ門松は門柱傍から下げ、明日小野路城山農場でお焚き上げして、草木灰となって今年の野菜栽培に貢献してもらいます。
残る海老名の超ミニ門松は、祖母の意向でもう少し残ることになりました。松の内を超えてお守り任務を継続します
(糸鋸の魔術師作の辰の型取りと並ぶ超ミニ門松。)
4軒共同墓地の年頭の会
毎年1月2日は実家共同墓地4軒の年頭の会があります。
朝10時、4軒から一人ずつ墓地に集まり、先ず墓地内にある薬師堂の薬師様に年頭のお焼香をあげます。その後各家が自家以外の家のご先祖様に年頭の挨拶と今日自家があることのお礼のお焼香をあげ、最後に自家のお墓にお焼香をします。
墓地でのお焼香が終わると今度は代表のお宅に集合します。今期の代表は和算の隣家。ここで今期の共同墓地に関する行事を話し合ってそれを帳面に記録して、これで共同墓地の一年の行事が終わりました。
次の代表はクロクロの住むお宅です
(4軒が4軒全てのご先祖にお焼香をあげる共同墓地での年頭の行事)
ミニ門松作り
昨日のお正月飾り作りで今年準備したミニ門松は普通のミニ門松が2つ、超ミニ門松1つの計3つ。一つは昨日のうちに実家敷地入り口の花手水置場に設置しました。
予定していた時間より超過気味で暫定新居マンションの大掃除を終えて、残りの2つの門松材料をDAYSに積んで町田に向かい、自宅門柱傍に儲けた花手水用の玉切りの上にもう一つのミニ門松を設置する予定でした。が、横浜木遊びに寄って一休みする予定が二休みとなってしまい、自宅で2個目のミニ門松を作り終えた時には日が暮れてしまい、今日の一日の跡用の写真が撮れませんでした。
小さいことばかりですが、思うようにいかない暮れの一日となりました
(昨日の実家母屋跡地で製作中のミニ門松の写真で代用。)
渋柿の収穫
今年も干し柿が出来そうです。実家には小さい渋柿の木が2本有り、例年に比べると少し小振りながら沢山の実がなりました。今日はこのうち200個程収穫します。200個もの干し柿を作ってもそれを消費する当ては無いのですが、干し柿作りは私の中では秋の季語、生きてる限りやり続けたいなと思います
彼岸花の供花
秋のお彼岸の5日目のいかにも秋らしい朝、漸くお墓参りとなりました。お墓にお供えする花を買いに実家近くの直売所に行くと、菊を初め沢山の花が並べられていました。その中に真っ赤な彼岸花が有りました。人生、彼岸花を供花で使ったことも見たこともありませんが、お店に並んでいるのを見ると、これも有り、という気がしてきました。
直売所はオハギだけ買って実家に移動、今日の供花は敷地のいたる所で咲いている彼岸花にすることに決めました。それにミニ果樹園で咲いている百日紅の花も加えました。共同墓地に向かう途中、道端一面に白い花が咲いています。これはニラの花。この花も近年いたる所で見かけるようになりました。これも採集して行きます。
お墓の花瓶には5日前のお墓掃除の時にお供えした蕾の菊が丁度良い状態で、そこに持ってきた赤い彼岸花とピンクの百日紅、それに白いニラの花を添えると、ちょっと派手ですが、お金を使わない清貧一家に相応しい供花が現れました
(奥に見えるご先祖さまのお墓の献花台にも派手な供花をお供え。線香差しの台の上にはおさご(米)をお供え。)
彼岸花に間に合わなかった草刈り
実家に戻って秋のお彼岸前の草刈りを再開しました。母屋跡地からミニ竹林、梅林と進み、銀杏林下につながるところまで来ると、そこには先週には無かった彼岸花の花茎の一群が広がっていました。彼岸の入りまで後五日、彼岸の中日にはこの花茎の先には真っ赤な花がついていることでしょう。
草刈りはこの一群を残して次に進むことにしました
一日早めの送り火
本来で有れば明日まで滞在予定のご先祖ご一統様ですが、此岸側の人間の都合で本日お帰り頂くことになりました。お隣りには今日早めに一軒だけで送り火を行うこと告げて、母屋跡地入り口で藁の松明に火を着けて、共同墓地に向かって20m程進んだところで松明を禊萩の束で水掛けして火を消して、これで我が家のお盆行事は終わりました。
午後からは、お盆モードから一変して此岸側の慌ただしい生活が始まり、先ずは木更津税務署に行って相続税修正申告書の提出と納付、それが終わるとアクアラインを渡って、午後7時からの町田手話教室に参加します
(実家跡地で咲いている百日紅の花を浮かばせた水を禊萩の束で藁の松明に掛けて、我が家の送り火は無事終了)
暫定新居マンションに設けたミニ新盆精霊棚
お棚経が明日に迫った今日、ミニ新盆精霊棚が実家暫定新居マンションの和室に組み上がりました。檜の葉を真竹で挟んだ柵を左右に張って新盆らしい雰囲気になっています。本来であればここにご住職に来て頂いてお棚経を上げて頂きたいところですが、暫定新居がある駅近ミニマンションで読経の声が聞こえるのはちょっと憚られるので(私見ですが)、明日は予定通り、旦那寺の本堂でお棚経を上げてもらいます。
棚の手前に荒縄を張って、そこに自作野菜を吊るしました。段の上にはこれも自作のナスときゅうりで作った牛と馬が、それにさっき収穫して来たかぼちゃも並べ、ちょっと自慢が出来るミニ精霊棚が出来たと思います
(5色の短冊が笹に下がると、この様子は何処となく七夕のような感じの精霊棚)
4年振りの施餓鬼会法要
今日は旦那寺での施餓鬼会法要の日。法要開始15分前に本堂に入るとすでに大勢の檀家衆が集まっていました。檀家一同が集まるのは、コロナ禍問題のために丸4年振りのことです。
その久しぶりの熱気を感じていたところ、私は一番前の中央の席に案内されました。施餓鬼会法要では、その年の新盆家が初めに施餓鬼棚で供養することになっており、父親はその中でも一番くじとなり、光栄にも私が一番前の中央の席に座りました。
本堂の左側には4年前と同じく施餓鬼棚が設置されています。棚には山盛りのご飯とサイコロ状に切った茄子、それに禊萩の束が添えられた水樽が乗っていて、この3つのお供えの順を思い出そうとしていたとき、施餓鬼棚が新調されていることに気付きました。以前のものと比べると棚の位置がだいぶ高くなっています。餓鬼は背が低いので、棚は低く作ってあると聞いたことがあります。餓鬼の世界でも身長が伸びた、のかも知れません。棚の四隅と後ろ側の中央に計5本の篠竹が括られていて、それぞれの篠竹の頭に赤、白、黄、緑、紫の札が付いています。明日から準備を始める暫定新居マンション用の簡易新盆精霊棚はこのイメージで作ってみることにします
(一番前なので大勢の檀家参加者が写っていない、4年振りの檀家総出の施餓鬼会法要。)
部落総出での用水路の草刈り
作業は用水(排水路)の水の流れの妨げになるものを取り除くもので、もっぱら水路周辺の草刈りです。集まった人達が持っている道具は刈り払い機をはじめ、溝に溜まった泥の掬い取る鍬、U字溝の際を刈るための鎌、溝に落ちた刈り取り草を掬い取る熊手などバラバラ。どことなくリクレーションに集まった雰囲気が漂ってます。
定刻8時、写真撮影が終わって、草刈り隊が出発しました
蕗の薹採りと蕗味噌作り
立春の少し前、実家の梅林の梅は一斉に芽吹き始め、実家跡地には梅の香りが漂います。そしてそれから数日経った2月5日ごろに梅林の隣りの銀杏林の下に蕗の薹が姿を現します。落ち葉を持ち上げてちょっと頭を出した蕗の薹を目を皿にして探し、収穫した蕗の薹を使って蕗味噌をつくり、独特の苦味を味わうことが私の早春の楽しみとなっています。
しかし、今年は寒い日が続いたためか、十日遅れの採集と蕗味噌作りとなりました。ご飯の上に味噌の焦げた香りを立てた熱々の蕗味噌を載せて、口いっぱいに頬張って、あっという間に蕗味噌は無くなってしまいました。早くも来年の2月5日が待ち遠しい早春の一日となりました
田んぼの火遊び
今日は実家の集落の野焼きの日です。ここ数日雨は降っておらず、少し風があり、野焼きにはもってこいの日となりました。各家から一人、手にはガスコンロのボンベを燃料とした火付け機を持って集合場所に集まりました。そこに水の入ったタンクを背負った消防団の人が消防車に乗り付けて来て、これで野焼きの準備完了です。
約20名からなる火付け軍団が田んぼの畦の枯れ草に火を着けて周り始めました。あちこちで火のてが上がり、辺り一面煙に包まれてもうもうとしています。
年寄りの田んぼの火遊びは今年も絶好調です
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