新橋での同窓会の帰り道
新橋で大学時代の同窓会が有りました。開始はお昼丁度、あっという間に2時間が経ち、同窓会はお開きとなりました。
さてこれからどう帰るか。取り敢えず来た道を逆に虎ノ門の方に向かいました。虎の門は私が会社に勤めて居た時とだいぶ変わりすごく綺麗な町になって、私の生息できる時空はどこにも無いように感じます。虎ノ門の駅まで来て文科省の古めかしい建物を見て、溜池の交差点を通過、日枝神社の山王鳥居が見えてきました。ここから先は赤坂見附まで見渡せます。
この景色の中には、私の30代〜50代の映像がどこかに残っている気配を感じることが出来るような気がちょっとだけします。
その気配に満足して、ここで左に折れて赤坂の駅から帰ることにしました
(日枝神社前。昔、会社時代に過ごした建物(場所)がここから半径300m以内に3箇所ある懐かしい赤坂)
義母の眼鏡購入のお供
今日は義母のお墓参りのお供の後、義母の老眼鏡を求めて海老名市中心部に来ました。この辺りは私にとってはなんとも懐かしい処で、その眼鏡店の前にある高いビルは、その昔私が務めていた会社の開発部門が入っていたことがあり、私も月に一、二度このビルに来ていました。この高いビルのロビーの正面には、更に昔の43年前に私の最初の配属先で歓迎会をやってもらった中華レストランが今もあります。
道路脇の辺りを良く探せば当時私が歩いた足跡が見つかるような気がしました
東急田園都市線青葉台駅
ファイナンシャルプランナーの無料面談を申し込み、午後1時過ぎに東急青葉台駅の改札前で待ち合わせとなりました。ここは私にとって非常に懐かしいところで、1989年の11月から4年間この改札を通って、表参道で千代田線に乗り換え、国会議事堂前まで通勤していました。当時はワンポイントで赤が使われていたところが今と少し違いますが、モノトーンに近い改札周囲の雰囲気は当時とそれほど変わっていません。
もし待ち合わせが朝の通勤の時間帯であれば、まだ若い私が、駆け込むようにして改札に向かいプラスチック製の定期券を改札の機械にサッと挿して通る姿が見られるような気がします。向こうは、変な年寄りがこっちを見てると思うことでしょう
(お昼過ぎで閑散としている東急田園都市線青葉台駅の改札)
長男の「いつか行ってみたい所」
長男は来年1月から実家の町に転職・移住することになり、暫定的な住まいとして暫定新居マンションに引っ越すことになりました。そんなことから最近はメールのやり取りが盛んになり、そのメールの一つに「いつか行ってみたい所」という写真が一枚載っていました。
この写真の白い家、GoogleのStreetViewから転記した、長男が3ヶ月で海を渡り4歳まで住んだNew York州Rochesterの家です。次男もこの町の大学病院で生まれました。建物の周囲の樹々が大きくなったこと、駐車スペースの車が日本車と区別つかなくなったこと以外、当時から全く変わっていない様に見えます。
何故突然この写真を送って来たかは定かではありませんが、人生の軌道を乗り換えようとしている時に、出発地を確認しようとしたいのかなと推測しました。実現することを見守りましょう
平野運輸
これから先急に更に寒い日が来ることもありそうで、海老名の義母の生活品質維持プロジェクトの一環として、町田にあるオイルヒーターのうちの一つを海老名に届けることになりました。搬送にはたまたま町田に来ている軽トラを使うことにして、オイルヒーターを保護のための何か厚手の布を探していたところ「平野運輸」と染め抜きされた布で作った毛布の様なものが出てきました。これは祖父が戦前起業した運送会社で使われていたものです。
80年ぶりに現役復帰した「平野運輸」と染め抜きされた布は、無事オイルヒーターを海老名に届け終わりました
XEROX
中古マンション用の自作予定の家具の図案を描いてみようと自宅の文房具が入っている机の引き出しを開けて方眼紙を探していたら、ケースにブルーの「XEROX」のロゴが付いた青鉛筆が出てきました。引き出しの中を更に探すと、私の使っていた名刺も出てきました。
偶然にも今日は日本でこの企業名が消える日。少し寂しい気もしますが、何事も諸行無常。私はこの青鉛筆を使って図面下書きを頑張ることにします
(名刺のロゴと鉛筆ケースのロゴ(初代のロゴ)を比較すると、鉛筆ケースのロゴ(RとX)に遊び心がある)
火消し壺
母屋の土間にある棚を片付けていた時、私が小学生ころ使っていた記憶がある火消し壺が出てきました。記憶の中では黒っぽい色をしているのですが、目の前のものは錆びて赤い色をしています。日の当たるところに運んで、蓋を取ると、少し重たいような湿ったような空気がわずかの間漂い日差しの中に消えていきました。65年くらい前の空気だったのかもしれません。中には消し炭が二つ入っていました。
この火消し壺、また使うような気がします。それがどんな場面かはイメージできませんが、そんな気がします。物置長屋に持っていくことにしました
2019冬四人の会
会社時代の仕事仲間4人が半年毎に集まって雑談する「4人の会」、今回はSさんの幹事の番で町田駅前のお店で四時半からの開始となりました。各自何らかの体の問題を抱えており、事前のメール連絡ではYさんが体調が悪いとのことでそれが気になるところ、そのYさんが四時半になっても現れません。五時と時間を間違えているのではと五時まで待っても現れません。SさんがYさんに電話を掛けてみると、その電話には他の人が出て、Yさんと連絡がとれません。何か起きたのでは3名が不安な面持ちになっていた時、ひょっこりYさんがいつもの笑顔で現れました。Mさんは「30分遅れる」とメールを打ったとのことでですが、そのメールは3人ともPCのアドレスで、携帯では受信していなかったことになります。
とにかくYさんの元気な顔を見て一安心し、それからいつもの会話となりました。「各自次の半年間は生き抜いて、次回は本厚木で会おう」を約束して、2019年冬の4人の会、無事にお開きとなりました
(小田急町田駅改札前にて)
横浜もえぎ野、以前住んでいたところ
木工舎では今年も寺家回廊でワークショップを行うことになり、今日はその材料を購入するため、十数年ぶりに長津田に来ました。買い物を終えて長津田から寺家の木工舎に向かう際に、町田に引っ越してくる前に住んでいたもえぎ野を通ってみることにしました。
緑区もえぎ野(今は青葉区)は当時から落ち着いた雰囲気の街で、二十数年前と同じ光景の郵便局があり、同じ公園があり、同じガソリンスタンドがあり、同じ歯科医院が今ここにあります。何より街路樹の欅が当時と何ら変りの無い濃い日陰を造っています。
その中で私だけが、さまよい歩き、老いて戻って来たような感じがします、残念ながら。
下駄
自宅に居る時いつも着ている作務衣は着やすく着心地も良くそして作業性も良く、私にはもってこいの服なのですが、ちょっとご近所に出歩こうとすると、作務衣に似合う履物を持っていないので、仕方無しに着替えて出かけていました。ところが昨夜ひょんなことから靴箱の奥に40年前に購入した下駄があることが分かりました。多分厚木の時代に購入してニューヨーク州の田舎に一緒に渡り、横浜に戻って来て、それから今の町田の家の靴箱に収まっていたことになります。
今日はその下駄を靴箱から取り出して、作務衣に下駄という出で立ちで近くのコインランドリーに出かけてみます。鼻緒に指を差し込み歩き始めるとカランコロンという音がご近所に鳴り響きます。
作務衣に下駄、お似合いの感じです
合衆国ーメキシコ国境
今日は株式市場の大納会。テレビではコメンテーターが、米国議会でメキシコ国境の壁建設の予算が通らない事態が世界同時株安のきっかけを作ったと力説していました。
米国メキシコ国境の眺望を数年前に見に行ったことがあります。砂漠の中を延々と続く国境に人が乗り越えられない壁を作ることは途方も無いことのように思えます。この壁の問題で老後の生活が更に不安定になるかと思うと、いよいよ不安な年の瀬となりました
(アリゾナ州Coronado overlookから見たメキシコ国境線)
大学時代のサークル「旅の会」のOB会参加
大学時代、「旅の会」というサークルに入っていました。そのOB会の案内をもらい、今日は約40年ぶりの旧友との再開を期待して、いそいそと新宿に出かけました。
エレベーターを上がっていくと会場はすでに老々男女で一杯です。さすが40年間の隔たりで、殆どの人は誰だか全く分かりません。しかし、年寄りの顔の中に昔の面影を見つけると、40年の隔たりがみるみる薄くなって、昨日も一緒にいたような感覚になることが不思議です。汚い部室で馬鹿話をしていた当時の顔がそこにありました
Halloween
朝からどのチャンネルでもこの前の日曜日の渋谷のハロウィン騒ぎを報道しています。今はすっかりテレビの中の出来事ですが、その昔我が家もハロウィンの夜があり、当時の写真を探したところ、こんな写真が出て来ました。息子がお化けかぼちゃに扮して、近所の家の玄関前で”Trick or treat”と叫ぶと、中からキャンディやビスケットなどが入ったバスケットを持ったおばさんが現れ、バスケットを差し出してくれました。いくつかせしめて次の家に回ります。
この風景、何かに似ているなとしばし考えて、頭に浮かんだ顔はトランプ大統領でした。彼はお化けかぼちゃに扮して各国の代表の前で、一年中”Trick or treat”と叫んでいるように見えます。
懐かしい人からのメール
先週、勤めていた企業とグループ関係にあった米国企業の知的財産統括部門の責任者J女史からメールが届きました。10年ぶりの接点です。メールには「私の連絡先が分かったのでメールしたこと、そして私の近況を聞きたい」と書いてありました。J女史は米国で名の知れたライセンス交渉者で、私もこの人からいろいろなことを学びました。私の近況ということなので「実家のねこのお世話がかりの生活、そして木工と野菜作りの暇つぶしの生活」についてメールすると、今度はJ女史のその後の知的財産のキャリアとフロリダでの近況を記した長いメールをもらいました。退職後こんなに長い英文のメールを読む機会は無く、そもそもそんなものをもらう様な生活をしていません。日常とは異質な状況が突然i-Padを通してやって来ました。これも何かのご縁。今日はキッチンガーデンのジャガイモの収穫を延期して、一生懸命にメールを読み、一生懸命に返信することにしましょう
通勤用かばんの現役復帰
5月度の自治会班長会議の日です。会計責任者として自治会費徴収の手順のほか、各自治体活動での支出の申請手続きを会議に提案することになっています。会場の自治会館には、説明資料や領収書、それに立て替え払いをした班長に支払うための少額の現金も持っていく必要があり、普段外出するときに使っている肩掛けバッグでは頼りないような気がします。そこでクロゼットの中から6年余り前に会社勤めしていた時に使っていた鞄を取り出して、この鞄に会計責任者業務の持ち物を入れることにしました。持ち主の退職に合わせて失業していた鞄が、今日から現役復帰です
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- 新橋での同窓会の帰り道 (01/18)
- 義母の眼鏡購入のお供 (11/30)
- 東急田園都市線青葉台駅 (07/05)
- 長男の「いつか行ってみたい所」 (12/15)
- 平野運輸 (09/08)
- XEROX (04/01)
- 火消し壺 (02/26)
- 2019冬四人の会 (12/12)
- 横浜もえぎ野、以前住んでいたところ (07/25)
- 下駄 (07/04)
- 合衆国ーメキシコ国境 (12/29)
- 大学時代のサークル「旅の会」のOB会参加 (11/11)
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- 懐かしい人からのメール (06/28)
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